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城崎温泉 美術と歴史の宿からお送りするブログ
兵庫県豊岡市城崎町湯島485 城崎温泉の桂小五郎ゆかりの宿からお送りするブログです。
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三木利英先生
今回は、三木利英先生と島崎藤村の話題が中心なのですが、志賀直哉についても少し触れてみたいと思います。

志賀直哉の有名な小説『暗夜行路』, 伯耆大山の大自然の中で心が清めらていく最後の場面の
大自然の描写は志賀がこの作品を書く数十年前に、大山を訪れた時の記憶だけで書いたと言われています。
そのことに、関心をもたれて、三木先生は、「志賀賀直哉と大山-こころの軌跡をもとめて」を書かれたようです。

「暗夜行路」のこれからクライマックスを迎えようとする一節です。

中の海の彼方から海へ突出した連山の頂きが色づくと、美保の関の白い灯台も陽を受け、はっきりと浮び出した。
間もなく、中の海の大根島にも陽が当たり、それが(赤魚覃)の伏せたように平たく、大きく見えた。村々の電燈は消え、その代わりに白い烟が所々に見え始めた。然し麓の村は未だ山の陰で、遠い所より却って暗く、沈んでいた。
謙作は不図、今見ている景色に、自分のいるこの大山がはっきりと影を映している事に気がついた。
影の輪郭が中の海から陸へ上がって来ると、米子の町が急に明るく見えだしたので初めて気付いたが、それは停止する事なく、恰度地引網のように手繰られて来た。
地を嘗めて過ぎる雲の影にも似ていた。中国一の高山で、輪郭に張切った強い線を持つこの山の影を、その儘、平地に眺められるのを希有の事とし、それから謙作は或る感動を受けた。


それでは 「私の城崎」の朗読は、こちらでお聞きください。
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